Whereby
そもそもWherebyとはどのようなシステムか
Whereby(ウェアバイ)とは、ノルウェーで誕生したWeb会議ツールのことです。元々はappear.inという名称でしたが、2019年に現在の名称へ変わりました。
無料で使えるWeb会議ツールWhereby。ソフトウェアのダウンロードは不要で、公式サイトからアカウントを取得すればWeb会議の設定や参加、メンバー招待などを行えます。利用料金は無料なので、Web会議ツールの予算をなるべく抑えたいという企業にとっても使いやすいツールです。
Wherebyは面接にも使用可能?
Web会議ツールのWhereby(ウェアバイ)は、1対1のオンライン通話も可能です。そのため、企業の採用面接ツールとして活用できます。
また、パソコンの他、スマートフォンからでも通話および操作でき、さまざまなWeb会議ツールの中でも使い勝手のいいツールです。
Whereby(ウェアバイ)を利用するには、まず公式サイトから「Get started」というボタンをクリックします。その後、「For a team」と「For myself」というアイコンが表示されるので、法人であれば「For a team」プランを選択しましょう。
次の画面ではアカウント名と登録用メールアドレスを入力し、「Sign up」をクリックします。すると登録アドレスから認証コードが届くので、Whereby(ウェアバイ)にコードを入力し、プラン選択の画面へ移ります。プランを選択する時は、「Free」という無料プランを選択することで、コストを抑えながらお試しで利用することが可能です。
採用面接に使用したい時は、ルームの開設を行う必要があります。ルームの開設を行ったあとは、招待用のURLを作成し、応募者へ送信しましょう。あとは、ルーム内のカメラや音声をONにしておき、面接を進めていく流れです。
Wherebyの基本的な仕様
料金プラン:無料
接続の安定性:○
参加人数の制限:最大4名
アカウントの制作:有
事前準備:無
録画・録音機能:無料版には無い
メモやホワイトボードの共有:要問合せ
画面共有:可能
Wherebyを採用面接に活用するメリット・デメリット
Wherebyを採用面接に活用するメリット
無料でもルームを開設してオンライン通話が可能
Whereby(ウェアバイ)は、無料プランでもルームの開設やカメラ・音声機能をONにした通話が可能です。Web会議ツールの中には、無料プランなしもしくは有料でなければ画面共有できないなど、さまざまな制約が設けられているツールもあります。一方、Whereby(ウェアバイ)は、無料プランでも採用面接に必要なカメラ・音声機能が搭載されているので、コストを抑えながら採用面接の準備を進められます。
ソフトウェアのダウンロード不要で簡単
Whereby(ウェアバイ)を採用面接に活用する大きなメリットの1つといえば、ダウンロード不要という点でしょう。ソフトウェアのダウンロードが必要な場合、ソフトウェアに対応したパソコンかどうか確認しなければいけませんし、セットアップの手間がかかります。Whereby(ウェアバイ)は、公式サイトからアカウントを作成すればすぐに各種機能を利用することが可能です。また、ルームを共有したい時は、URLを応募者へ送信すればいいだけなので、簡単に面接を実施できます。
無料プランでも利用回数や時間の制限なし
Whereby(ウェアバイ)は、無料プランでもWeb会議の実施、利用時間に制限がありません。一般的なWeb会議ツールの無料プランは、利用時間に制限がかけられています。そのため、採用面接に使用しにくいところです。Whereby(ウェアバイ)であれば、何人もの応募者と無料プランで面接を繰り返せますし、時間を気にせず使い続けられます。
Wherebyを採用面接に活用するデメリット
無料プランでは1ルームしか作成できない
無料プランを選択した場合は、1つのルームしか作成できません。数10人の応募者と同時に面接しなければいけない時は、有料プランを検討する必要があります。なお、有料プランは米ドル換算なので、為替レートによって日々変動する点にも注意しましょう。
日本語に非対応
Whereby(ウェアバイ)はノルウェーのWeb会議ツールなので、英語主体の仕様となっています。さらに日本語へ変換するための機能が付帯されていません。サービスを利用する時は、自動翻訳ソフトを用いたり、第三者が日本語で解説してくれているページを参考にしたりして、登録や操作を進める必要があります。
録画するには有料プランへ切り替える必要がある
録画機能を使い固い時は、有料プランへ切り替えなければいけません。ただし、採用面接において録画機能が不要な場合は、特にデメリットではありません。
まとめ
Whereby(ウェアバイ)は、コストを抑えながらWeb会議ツールを使用でき、なおかつ簡単に設定を完了させられるのが強みです。ソフトウェアのダウンロードやセットアップ不要ですし、アカウント名とメールアドレスを登録すれば簡単にアカウントを作成することが可能です。
ただし、日本語非対応という点や無料プランでは1ルームしか開設できないといった特徴があるため、コスト重視や海外ツールに慣れていない企業にはデメリットもあります。
面接の回数が少ない時や日本語非対応でもコスト重視といった時は、使いやすくメリットの多いWeb会議ツールといえるでしょう。採用面接ツールを探している方は、今回の記事を参考にしながらWeb会議ツールなどを比較検討してみてはいかがでしょうか?
Wherebyを導入するための手順
Wherebyを利用するための手順を紹介します。
公式サイトでアカウント作成
主催者としてWherebyを利用する場合は、アカウント作成が必要です。まずは、公式サイトにアクセスしましょう。
- 「Get started」というボタンをクリック
- 「For a team」と「For myself」を選択
- メールアドレスの登録
- 利用プランの選択
有料の法人としての利用であれば「For a team」を、無料で個人利用の場合は、「For myself」を選択。
メールアドレスは、新規登録する方法とGoogleアカウントやApple IDと連携させる方法があります。新規登録は、Your nameの欄に名前、Work emailの欄にメールアドレスを入力し、サインアップする3ステップ。Googleアカウントでサインアップする場合は「Sign up with Google」を、Apple IDでサインアップする際は「Sign up with Apple」を選択しましょう。いずれの場合も、入力および登録しているメールアドレス宛てに送付される認証コードで認証すれば完了。
利用プランは、無料版の「Free」か有料版の「Pro」もしくは「Business」を選べば、アカウント作成は完了です。
アカウント情報の更新
アカウント作成が終わったら、サインインして、アカウント情報を更新してください。メニュー欄にある「Account」から、名前と顔写真などを更新することで、メンバー招待の際に識別しやすくなるでしょう。
会議で使用するルーム作成
会議で使用するルーム作成はメニュー欄の「Rooms」から、任意の名称を入力し「Create My Room」をクリックしましょう。できるだけ分かりやすい名称にすることをおすすめします。もし、他の方が利用しているルーム名を入力した場合、「○○ is already taken」と表示されるので、別の名前に変更してください。
メンバーを招待
ミーティングを開始し、メンバーを招待するのは4ステップで完了します。
- ルームの右側にある「Go to Room」をクリック
- カメラのアクセスをオン、マイクを使用許可に
- 「Join meeting」を選択
- メンバーを招待
メンバーを招待する際は、「Share link to start a meeting」の箇所にあるURLをメールで送付しましょう。参加者はURLをクリックすることで会議室に入れます。
Wherebyを利用したオンライン面接で心がけるべきこと
Web面接用のURLは余裕をもって案内する
面接参加者へは、できるだけ早い段階でURLを案内してあげましょう。そうすることで、気持ちに余裕をもってWeb面接に臨むことができます。
事前にWherebyの使い方を案内する
面接参加者みんながWherebyを使い慣れているとは限りません。スムーズなWeb面接のため、事前にメールなどでソフトの概要および簡単な使い方を共有しておくことをおすすめします。そうすることで、トラブルなくスムーズに面接を進められるでしょう。
面接時刻より先に入室する
主催者側の面接担当者は、面接時間が始まる前に作成したルームに入室しておきましょう。面接会場についたものの、担当者が不在だと不安になるのと同じで、Web面接においても、先に入室し出迎えてあげることが大切です。
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