LINE
そもそもLINEとはどのようなシステムか
LINEはLINE社が提供するオンラインメッセージ交換アプリです。現在日常的なコミュニケーションツールとして、多くの方が利用されているのではないでしょうか。
今回ご紹介するのは、ビジネス版として知られる「LINE@」ではなく、あくまでも「LINE」を用いた面接方法です。 LINE@はビジネス利用としてクーポン配布やスタンプカード機能などを想定しているため、そもそも1対1での通話機能がありません。
したがってLINEを用いた面接をする場合は、個人用のLINEを利用する必要があります。
LINEの基本的な仕様
- 料金プラン:無料
- 接続の安定性:良
- 参加人数の制限:200人
- アカウントの制作:必要
- 事前準備:IDの共有
- 録画・録音機能:無
- メモやホワイトボードの共有:無
- 画面共有:無
LINEを使用したオンライン面接 企業側のメリット・デメリット
LINEのメリット
アカウントを既に持っている人が大半
LINEは日本国内のコミュニケーションツールとして、若い世代はほとんどの人が利用していると言っても過言ではないアプリです。
したがって既に学生の携帯等にダウンロードされている可能性が高く、新たに何かをダウンロードしたり、面接用に準備をしてもらう手間を省くことができます。
仮想背景を利用可能
LINEを最新版にアップデートしておけば、簡単な仮想背景を利用できるようになりました。したがって自宅の様子を見せたくない場合には、仮想背景を設定することで生活空間を覗かれる心配がありません。
一方、プライベートでの利用を想定していることから、決して背景はビジネス向きとは言えません。オリジナル背景の設定が難しい場合、利用できる背景を駆使することとなりますが、設定や取り扱いには十分注意しましょう。
LINEのデメリット
企業の信頼度は大丈夫?
一般的にLINEは、プライベートで利用するものという認識でいる学生は少なくありません。 登録されている自身の名前やアイコン、ホーム画面など、プライベートに関わる内容がたくさん詰まっています。そのため、企業の人事担当者に自身のLINEアカウントを教えることに抵抗感がある学生が多いでしょう。
また、「この人事担当者はプライベートで連絡してくるつもりなのかな?」と勘繰られてもおかしくありません。もちろん節度を持って利用することが前提ですが、要らない疑いを掛けられないためにも、面接での利用は避けるのが無難と言えます。
まとめ
SNSとして民間企業や個人だけでなく、行政機関も利用しているLINEは、学生にとっても採用担当者にとっても馴染みのあるツールであり、オンライン面接を導入するきっかけとして魅力的といえます。また、利用料金も無料となっており、参加人数も200人まで対応しているため、導入コストや利便性に優れている点も重要です。
しかし、録画・録音機能や画面共有といった機能に制限がある他、そもそもプライベートSNSとしての意識も強いLINEのアカウントを他者へ教えるという行為に不安感を抱く人も多く、企業がオンライン面接ツールとしてLINEを活用するには、その必要性をきちんと説明したり、使用する場面を限定したりといった配慮も欠かせません。
ツールは機能より使い方が大切!
LINEのように、普段から使い慣れていて費用面でもメリットの多いシステムは、いかにも気軽に導入・活用できるオンライン面接ツールです。ですが、誰でも気軽に使いやすいということは、セキュリティ面でのリスクやトラブルも想定されます。そのため、企業ニーズへ正しく適合させて運用していくには、最初に様々なシステムに精通したコンサルタントへ相談して、本当にLINEが自社にマッチしているのか確認しておくことも大切です。
LINEを導入するための手順
LINEはほとんどの学生が既にダウンロード済みのツールと言っても良いでしょう。一方で「面接」となると、経験したことがない場合がほとんどです。今回LINEアプリは既にダウンロードされている前提で、面接へ向けた準備をお伝えします。
PCへアプリをダウンロードする
PCでカメラ環境やマイク環境が整っている場合、PCへアプリをダウンロードすることをオススメします。LINEはアカウント乗っ取り防止等の観点から同時ログインをしていない場合がほとんどですが、スマートフォンの情報をそのままに、PCでもLINE対応が可能です。
同時ログインという機能を使用し、LINEを活用できる端末を増やすことで解決できる問題のため、ぜひ一度試してみることをオススメします。
スマートフォンの周辺環境を整える
スマートフォンの周辺環境を整え、面接を行うというのも良いでしょう。
外部カメラを接続する
面接において大切なのは印象です。ZOOMなどのWeb面接ツールの場合、機能として画像補正が入っていますが、LINEの場合面接に適した補正ツールは多くありません。そのためカメラなどを活用することで、顔が良く見えるような工夫をしておくと良いでしょう。
もし通信環境が乱れても、相手へ顔はきちんと見せることができるという観点から、1080p以上、すなわちほぼテレビのような画質のカメラを使用することをオススメします。
ライトを購入してみるのも1つの手
LINEでは背景変更などができるものの、面接に適したものがありません。そのため部屋の壁などを背景にすることになりますが、その印象をあまり伝えたくない方はライトを購入してみるのも良いでしょう。
スマートフォンで動画撮影を行うYoutuberの方も増え、ライトの品質は大きく向上しています。顔の印象も明るくなるため一石二鳥なこともあり、まず試してみることをオススメします。
外部マイクを用意する
音は案外周辺環境の影響を受けやすく、聞き取りにくいと相手に不快な思いをさせてしまうかもしれません。そこで大切なのは、外部マイクを購入し、使用してみるということです。
現在Web会議やWebセミナーが増えていることから、マイクの種類も格段に増えています。通信回線が安定しない場合、最後まで通じるのは「音」なことから、比較的綺麗に声を拾うピンマイクなどを準備しておくと良いでしょう。
安いものであれば、数千円程度から購入できます。
事前にLINEアカウントを取得しておく
面接開始より前に余裕を持って、LINEアカウントを相手から取得しておきましょう。
IDを教えてもらうのも良いですが、相手の携帯の都合によってはIDがない場合もあるかもしれません。そこでQRコードのスクリーンショットを送ってもらうなどの工夫が必要になります。当日になって焦るのではなく、事前にしっかり確認しておきましょう。
アカウント取得後は、LINEでリマインドを
アカウントを取得できたら、LINEでリマインドを送っておきましょう。気軽なコミュニケーションがLINEの魅力のため、必要事項を簡潔に明記したリマインドが理想的です。
LINEを利用したオンライン面接で心がけるべきこと
IDを事前に聞いておく
面接時にスムーズに連絡を取ることができるよう事前にIDを交換するなどし、アカウント登録を完了させましょう。アカウント登録完了後は、事前にメッセージ送付などを行い、本人確認を行っておくのがベターです。
LINEでの面接が可能か確認する
先にもお伝えしたように、LINEはプライベートなツールである場合が多く、「LINEで面接」という内容に嫌悪感を抱く学生もいるでしょう。そのため事前に「LINEで面接を実施したいが可能か?」という確認は必須と言えます。
また、人事側も個人のアカウントから面接しようとしていませんか?何かあった時に、個人アカウントでの面接はリスクでしかありません。せめて会社携帯や、会社から付与されたパソコンなど、個人利用しているものでないアカウントから面接を実施するようにしましょう。
面接の日程調整の負担、オンライン面接での通信トラブル、選考精度の低下、情報漏洩リスクなどを解決するために、動画面接機能や選考アシスト(サポート)機能が標準実装されているオンライン採用ツールを紹介します。
面接はZoomなど別ツールを使いたい、対面で行いたいという企業向けには、面接機能なしで選考アシスト機能のあるツールを紹介します。
その中から以下の項目に当てはまるものを紹介しています。
①標準仕様として動画面接機能を実装かつ選考アシスト機能のあるツール(2種のみ)、②面接機能は装備せず、選考アシスト機能を標準実装しているツール(1種のみ)
▼左右にスクロールできます。
面接はオンラインで行いたい企業向け | 面接は別ツール/ 対面で行う企業向け |
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製品名 | インタビュー・オンデマンド
(SMP) ![]() 引用元:インタビュー・オンデマンド公式サイト
(https://keieijinji-lp.com/) |
HireVue
(ハイアービュー) ![]() 引用元:HireVue公式サイト
(https://www.talenta.co.jp/product/hirevue/) |
AOLC
(アクセスオンラインキャリア) ![]() 引用元:AOLC公式サイト(https://saponet.mynavi.jp/service_career/detail/20210427190909.html)
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