自社の課題を解決できる
オンライン採用ツールを見極める!

オンライン面接の普及によって、採用の効率化コスト削減選考精度の向上など、解決すべき新たな課題も見えてきました。オンライン採用ツール選びは一元管理だけではなく現状の課題を解決できるかが決め手です。

課題解決ができる!
オンライン採用ツール3選を見る

多くの企業が継続する「オンライン面接」をどう最適化していくのか

「オンライン面接」をどう最適化していくのか

一般にオンライン採用ツールは、WEB上で応募から選考までを一元管理できるシステムを言いますが、とくに「オンライン面接」は、近年重要な選考プロセスになっています。
マイナビの調査(※1)によると、2021年4月にオンライン面接を受けた就活生は80%超。また、DYMの調査(※2)では、オンライン面接を実施している企業の約7割が今後も継続を考えています。採用ツール選びはオンライン面接による選考をいかに最適化していくかが鍵になります。

※1:2021年4月に就活生が受けた面接のうち、WEB面接が占める割合は、4月前半が84.7%、4月後半が81.8%。
参照元:マイナビ(https://career-research.mynavi.jp/reserch/20210527_9796/
※2:2020年7月~2021年2月にWEB面接を実施している企業の69.8%が新型コロナ収束後も継続を予定。
参照元:DYM公式サイト(PDF)(https://dym.asia/news/pdf/202103017_Meets.pdf

オンライン面接で顕在化した
「新たな課題」とツールによる解決法

多くの企業がオンライン面接を導入した結果、新たにさまざまな課題も見えてきました。課題は次の2つのタイプに大別できます。
これらの課題は「オンライン採用ツール」を賢く活用することで解決が可能です。

課題1 トラブルやリスク

  • 面接中に通信の不具合が起こってしまう。
  • 面接の日程調整に結局手間がかかり、選考途中の辞退につながる。
  • 面接内容を録画・共有されたり、不意に映り込んだ書類等の情報漏洩リスクがある。
↓

オンライン採用ツールでどう解決する?

動画(録画)面接

リスクの多いライブ面接ではなく、応募者が撮影・アップロードした動画をチェックする動画(録画)面接にする。

動画(録画)面接のメリット

  • 日程・会議室の調整不要、自由な場所・タイミングでチェックできる。
  • スピードアップにより応募者を逃しにくい。
  • 繰り返し見られるので撮影時の配慮から回答の精度や熱意まで、多角的な情報が得られる。
  • アップしてもらうだけなので情報漏洩リスクが少ない

デメリット

  • 応募者に撮影・アップロードしてもらう必要がある。

課題2 選考の精度低下

  • オンライン面接では表情や温度感がわかりにくく、対面の面接より人物の見極めが難しい
  • 優秀な人材だが、自社には合っていないというミスマッチが起こっている。
  • オンライン面接になってから、離職率が高くなった。
↓

オンライン採用ツールでどう解決する?

選考アシスト(サポート)機能

選考基準や品質が担当者によってブレないしくみ、採用精度を上げるための選考アシスト(サポート)機能を活用する。

選考アシストによるメリット

  • 採用に関する応募者の情報を数値化して分析するなど、選考を体系化することで評価のブレを少なくする。
  • 選考アシスト(サポート)機能を活用する中で自社で採用すべき人材の傾向がわかる。
  • 優秀だけではなく、自社にマッチした優秀な人材を見つけやすくなる。

デメリット

  • アシスト機能を正しく理解するスキルが必要。
RECOMMENDS

課題解決に活用したい!
オンライン採用ツール3選

上記で紹介した課題解決のために、動画面接機能や選考アシスト(サポート)機能が標準実装されているオンライン採用ツールをご紹介します。 また、面接はZoomなど別のツールを使いたい、対面で行いたいという企業向けには、面接機能なしで選考アシスト機能のあるツールを紹介します。

※選定条件:2021年10月20日時点で、「オンライン採用ツール」「オンライン面接ツール」で100位まで公式サイトが検索表示されるツール、または検索数の多いツールの中から選出。その中で、標準仕様として、動画面接機能を実装、かつ選考アシスト機能のあるツール(2種のみ)、面接機能は装備していないが、選考アシスト機能を標準実装しているツール(1種のみ)を紹介しています。

面接はオンラインで行いたい企業

▼左右にスクロールできます。

インタビュー・オンデマンド
(SMP)
インタビュー・オンデマンド(SMP)
引用元:インタビュー・オンデマンド公式サイト
(https://www.landingpage-synergy.com/0n4M4m3q/)
課題を解決する機能 価格
  • 録画面接により面接工数の削減につながります。
    候補者との日程調整や面接場所の設定などにかかっていた工数を大幅に減らします。
  • 候補者の特性に合わせた質問を自動作成。
    事前準備や応募者の見極めなど面接官の負担を軽減します。
  • 候補者の回答内容を機械学習で分析することでダメ人材を見抜ける。
    文章作成能力を定量的に把握することが可能となり採用ミスを減らします。
初期費用0円
月額99,000円(税込)~
株式会社経営人事パートナーズ
HireVue
(ハイアービュー)
HireVue
引用元:HireVue公式サイト
(https://www.talenta.co.jp/product/hirevue/)
課題を解決する機能 価格
  • AIアセスメントにより、優秀な人材と比較。大規模なエントリーのスクリーニングにも活用できる。
  • ゲームによる適性診断で、受験者も楽しみながら認知能力レベルを測れる。
  • 録画問題、記述式問題、選択式問題、画面共有問題(プレゼンテーションテスト)の出題が可能。
要問合せ
タレンタ株式会社

面接は別ツール/対面で行う企業

AOLC
(アクセスオンラインキャリア)
AOLC(アクセスオンラインキャリア)
引用元:AOLC公式サイト(https://saponet.mynavi.jp/service_career/detail/20210427190909.html)
課題を解決する機能 価格
  • マイナビをはじめ、転職情報サイト、人材紹介、自社HPなど、多様な経路からの応募者データを一元管理。
  • 応募者自身で面接や説明会の予約が簡単に行え、面接官の評価反映もリアルタイム。
  • 適性テスト(SHL)と連携、任意の選考プロセスをもとに、歩留まり集計を分かりやすくリアルタイムでグラフ表示。
要問合せ
株式会社マイナビ
DETAIL

詳しく紹介!
課題解決に活用したい
オンライン採用ツール3選

2021年10月20日時点で、「オンライン採用ツール」「オンライン面接ツール」でGoogle自然検索100位まで公式サイトが検索表示されるツール、または、検索数の多いツールの中から、標準仕様として、動画面接機能を実装、かつ選考アシスト機能のあるツール(2種のみ)、面接機能は装備していないが、選考アシスト機能を標準実装しているツール(1種のみ)を紹介しています。

科学的根拠を元に効率的に
精度の高い採用を実現

インタビュー・オンデマンド
(SMP)

採用サイト作成
応募者管理
動画面接
構造化面接
選考管理
評価管理
エゴグラム診断
選考アシスト機能
コンサルティング
インタビュー・オンデマンド(SMP)
引用元:インタビュー・オンデマンド公式サイト
(https://www.landingpage-synergy.com/0n4M4m3q/)

インタビュー・オンデマンド(SMP)は、こんな企業におすすめ

<新卒・中途採用>
小~中規模以上の企業

自社に合った人材を採用したい企業。採用の精度・品質をあげたい企業。採用や人材育成のコンサルティングもしてほしい企業。
(※現在、30名程度から3000名規模の幅広い規模や業種の企業において導入中)

インタビュー・オンデマンド
(SMP)について
公式サイトから問い合わせる

注目の機能とサービス

人事コンサルティングの現場の声を
活かしたツール、カスタマイズも可

採用の現場をよく知る人事のプロが開発したツール。エゴグラム個性診断によって応募者の個性を把握し、思考行動特性を定量化して業務適性を測ります。自社のフェイズや要望に合ったプログラムへのカスタマイズやコンサルティングにも対応しています。

構造化面接により、
面接官による評価のブレを解消

個性診断の結果をシステムが分析し、応募者の一番の強みと弱みに関する質問を自動で生成します。これはGoogleの採用選考においても使用されている構造化面接の手法で、面接官による評価のばらつきが解消されるメリットがあります。面接のたびに新しい質問内容を検討する必要がないため、採用担当者の労力が大幅に削減できます。面接官サポートもあり。

自社の優秀な社員との一致度を数値化、ミスマッチを防ぐ

応募者が回答した記述文から優秀な現役社員との言語一致度を測定(カルチャーフィット)し、選考に活用。自社に合った人材の採用を実現するとともに、優秀な社員の傾向がわかり、人事のスキルアップや選考の精度向上が期待できる。

動画(録画)面接によるスピードアップと精度の高い選考

日程調整の必要も会議室を予約する必要もなく、面接官のタイミングでどこでもチェックできるので面接をスピードアップ。動画にすることで、服装(清潔感)・背景・照明・目線・表現、質問への回答が的確かなどから、仕事に対する熱意まで、多くの情報から判断でき、精度の高い選考につながる。

育成や評価も連携サービスがフォロー

入社後の人材マネジメントツールと連携が可能です。採用後の配属、育成、評価というサイクルを経て、自社に本当に必要な人材を獲得するための必要データを採用選考業務に還元します。連携サービスでは人事業務における共通のマネジメントポリシーを適用しているので、戦略人事実務を高品質かつ省力化してワンストップで実行できます。

導入事例

期待以上に活躍する人材を
採用できて驚いている

エントリーの早さで温度感や行動力を見て、回答の内容を確認したうえで動画の印象で判断していますが、インタビュー・オンデマンドの分析で自己認知能力が高い人は、成果を出そうという意識をもって期待以上の活躍をしてくれています。
選考にかかる時間が大幅に削減できていますし、何より、こんなに頑張ってくれる人材を採用できて驚いています。

動画(録画)面接によって
採用がスピードアップ

動画(録画)面接は5人チームで行って、代表の私が最終判断しています。基本は5人それぞれの判断に任せていますが、共通の基準もあります。 きっちり動画の回答まで対応してきてくれた人たちは問題ありません。 動画を見る時間、コメント入れる時間3分、他の面接官のコメントを見る時間3分、10分はかからないと思いますので、スピードアップしました。

感覚ではないデータをもとにした人事運営

(コンサルティングを受けた客様の動画より)コンサルティングにおいて、感覚ではないデータベースをもとにした、より生産性の高いチームづくりやプロジェクトメンバーづくりを教えていただきました。
社員の自己啓発と組織全体の成長が早くなったと感じています。

無料トライアル

  • 3ヶ月間、無料で体験が可能。最初の1ヶ月は面接官サポートが受けられます。

運営会社
株式会社 経営人事パートナーズとは

人事制度の設計と運用サポート、経営者・管理職向け研修、人材マネジメントクラウドの開発と運用支援などを行う、人事戦略のプロフェッショナル企業。脳科学の知見を使って人事制度の立案や社員の育成をサポートする、経営人事コンサルタント。開発者でもある山極代表は、元日産自動車株式会社 日本人事企画部 担当部長

インタビュー・オンデマンド
(SMP)について
公式サイトから問い合わせる

アメリカ発!
AIによる選考支援でスクリーニング

HireVue(ハイアービュー)

面接(ライブ・動画)
グループ面接
認知能力測定機能
プログラミングテスト機能
選考アシスト機能
評価管理
HireVue
引用元:HireVue公式サイト
(https://www.talenta.co.jp/product/hirevue/)

HireVue(ハイアービュー)は、
こんな企業におすすめ

<新卒・中途採用>大規模な企業

優秀な社員を大量に採用したい企業。大量のエントリー&面接を行う企業。大量のスクリーニングが必要な企業。
(※現在、ヤフー、みずほ銀行、日立などの大手企業において導入中。)

HireVueについて
公式サイトから問い合わせる

注目の機能とサービス

AIアセスメントによる選考アシストで
スクリーニング

AIが動画から声・話の内容・表情など25000の特徴パターンを検出し、自社人材の特徴(教師データ)と比較します。教師データとのシンクロ率によるスクリーニングで、ポテンシャルの高い候補者を優先的に対面面接することが可能です。

初期の採用業務を大幅削減

AIアセスメントでの選考により、大量なエントリーに対しても人事担当者の手間をかけずに初期の面接工数を大幅に削減できます。また、書類だけでは見抜くことができない特徴を確認できるので、評価基準のばらつき防止になります。

ゲームによる適性検査で認知能力を測定

HireVueは、認知心理学に基づいた適性検査の機能を備えています。ツール内のゲームを数分間プレーするだけで、候補者の認知能力(作業記憶・数値推論・認知処理速度・空間認識能力など)を測定することができます。

年間30万人以上が利用する採用ツール

2004年にアメリカで開発されたデジタル面接プラットフォームです。世界の著名企業800社以上、年間30万人以上の利用実績があり、日本国内でも大手企業を中心に100社以上で採用されています。(2021年11月調査時点・公式サイト情報)

外部採用管理ツールと連携すれば
応募者管理も可能

HireVueは、オンライン面接(動画面接)と選考管理に特化した採用ツールですが、応募者の管理や日程調整、結果通知などについては、外部採用管理ツール「Talentio」と連携が可能。採用に関する一元化が可能です。

導入事例

1次面接の選考時間が削減された

若年齢のポテンシャル採用における選考プロセスでHireVueを導入。1次面接の代わりに録画面接を実施した。AIアセスメント機能に自社の選考基準を設定し、候補者には5つの質問に答えてもらう形でスクリーニングを行った。1次面接の選考時間が30分から15分に削減された上、日程や会議室の調整にかかる工数の削減にもつながった。(ヤフー株式会社)

応募者増のメリットも

2020年度のインターンシップ・新卒採用からHireVueを導入した。設定された質問に学生が動画で回答する「オンデマンド面談」によって、採用業務の工数削減とともに、応募者数増加などのメリットがあった。コロナ禍における内定者フォローにもHireVueは有効で、事業説明や社員インタビュー動画を投稿し、エンゲージメントを強化している。(株式会社日立製作所)

人とAIによるハイブリッド選考

同社では、多様な人材を獲得するために多角的な視点で評価を行っているが、その際にどうしても生じてしまう評価基準のブレが課題であった。HireVueの導入によって人とAIによるハイブリッド選考が可能となり、今までと異なる新たな層で人材をマイニングできるように。候補者と向き合う時間も増え、個別フィードバックも好評。(株式会社阪急阪神百貨店)

無料トライアル

  • 要問合せ(公式サイトにおいて、無料トライアルについての記載はありません。)

運営会社 タレンタ株式会社とは

人材マネジメント・人材育成に関するクラウド型製品とサービスの提供、人材マネジメントコンサルティングサービスの提供を行う企業。日本企業の「人材獲得」「人材保持・活性化」「人材開発」という3つの人材マネジメントの領域において、変革のサポートを行っています。

HireVueについて
公式サイトから問い合わせる

マイナビをはじめ多様な経路からの
応募者を一元管理

AOLC
(アクセスオンラインキャリア)

応募者取り込み・管理
選考進捗・評価管理
エージェント管理
面接官管理
アンケート項目作成
予約フォーム
ホームページ・マイページ
日程調整
簡易分析
AOLC(アクセスオンラインキャリア)
引用元:AOLC公式サイト
(https://saponet.mynavi.jp/service_career/detail/20210427190909.html)

AOLC(アクセスオンラインキャリア)は、こんな企業におすすめ

<中途採用>中途採用を大量に行う企業

求人媒体にマイナビ転職を利用している企業。面接はすべて対面で行いたい企業。AOLを導入している企業。
(※現在、マイナビ転職ユーザーをはじめ、中途採用の採用管理システムとして多くのシェアを獲得)

AOLCについて
公式サイトから問い合わせる

注目の機能とサービス

さまざまな応募経路の応募者データを
一元管理

自社のホームページ経由、外部転職情報サイトなど、経路が違うデータを1つの管理画面で全て管理できるので効率よく採用業務が進められます。紹介会社へのやり取り、応募者への連絡など、工数のかかる業務を効率化できるため、採用に大切な選考など時間をかけたい業務に注力できます。

日程調整機能で業務の負荷を軽減

説明会などの日程調整をはじめ、応募者と面接官の希望を考慮した日程調整が可能です。選考日一覧画面を応募者に案内して選考予約をさせることができるほか、AOLC上で応募者や面接官に希望日を入力してもらい、日程を調整。予約催促・日程確定・日程リマインドメールを自動で送付できます。

安心な無料のサポート体制

専任担当者が1社につき1名つき、平日の業務時間内であれば何度でも専門チームによる電話サポートも受けられます。また、はじめてでも安心の導入サポートも行ってくれるため、企業にあわせた最適な運用アドバイスも行ってくれるでしょう。システム乗り換えの場合でも移行作業をサポートしてくれます。

導入企業900社以上の実績あるツール

マイナビ転職が提供している採用管理システムであり、導入実績が900社以上、応募者情報の運用実績は年間800万件以上(2021年11月調査時点)、人材採用業界で大きなシェアを誇るシステムです。

登録数やアカウント作成数による
制限なし

容量課金ではなく、応募者データの登録数やアカウント作成数による制限がないため、企業規模が拡大しても長く使用できるシステムです。

導入事例

煩雑な作業がなくなった

採用人数に対して採用担当が少ないことが課題。そのため、採用フローの効率化が必要だった。導入後、応募者への連絡、面接調整など、煩雑な作業を効率化に成功。分析に役立てている。

コストパフォーマンスが良い

他社の管理システムと比較すると、本システムに乗り換えたことで年間数十万のコスト削減につながった。採用は全国規模で行っているため、採用担当が各地に点在していることから課金なしで権限設定できたことも良かった。

サポートが心強い

導入前~実際の運用まで、専任の担当者が自社にとって最適な設定と運用方法をアドバイスしてくれた。実際に乗り換えの移行もスムーズにでき、困ったときには電話や訪問による対応もあったため問題なく運用できている。

無料トライアル

  • 要問合せ(公式サイトにおいて、無料トライアルについての記載はありません。)

運営会社 株式会社マイナビとは

就職・転職・進学情報の提供や人材派遣・人材紹介などをメインに業務展開する大手人材・広告企業。マイナビ転職、マイナビ新卒紹介、マイナビバイトなど、人材情報サービスのポータルサイトを運営しています。

AOLCについて
公式サイトから問い合わせる

オンライン採用管理システムの
選び方と賢い使い方

オンライン採用ツールには、応募から内定までの各プロセスにおいて、どのような効率化のしくみがあるのでしょうか。
どんなポイントに注意して採用ツールを選び、どう活用すればよいのかを解説していきます。

今や当たり前に行われるようになったオンライン面接ですが、まだまだ慣れていない企業や担当者もたくさん。特に、面接ツールの使い勝手がよくないと映像や音声がうまく出なくて手こずったり、思わぬ操作で社外秘資料を見せてしまったり…というトラブルも起こりえます。

採用業務は、さまざまな媒体から集まる応募者情報を集約し、面接のスケジュール調整、連絡、進捗管理するという細かな作業の積み重ねです。それらの情報をオンライン採用ツールがまとめて一元管理することで、各工程が自動化され、採用プロセスを短縮することができます。

コロナ禍を機に普及し、もはや定着しつつあるオンライン面接。従来の対面面接とは違い、移動のための時間・費用がかからないためスケジュール調整が比較的容易である一方、相手が目の前にいないことで雰囲気がつかみづらいという難点も…。

複数の求人媒体に募集を載せた際、各媒体からの応募に対してバラバラにやり取りや進捗管理をしていると、作業が煩雑になり連絡ミスや対応漏れにつながるおそれがあります。オンライン採用ツールの外部連携機能を使えば、複数媒体の応募者情報をシステム上に自動で取り込むことが可能に。手作業を減らし、作業効率を向上させることで生まれる新たなメリットについてもご紹介します。

オンライン採用ツールで業務を効率化できたら、次は採用活動のブラッシュアップです。ツールに残された数字をもとに改善点を洗い出し、自社にとって最適な採用のプロセスを見つけましょう。また、ツールに付随する診断機能を使うことで、応募者の評価をより客観的に定量化することが可能に。対応優先度の基準ができるため、大人数の応募にも質を落とすことなく対応できます。

【面接機能付き】
オンライン採用ツールを比較

2021年10月20日時点で、「オンライン採用ツール」「オンライン面接ツール」でGoogle自然検索100位まで公式サイトが検索表示されるツール、または、検索数の多いツールの中から、標準仕様として、面接機能を備えた製品を紹介しています。

応募者の自撮り動画がそのまま選考に使えるWeb面接システム。エントリーから選考、結果連絡、契約までシステム上で一元管理するので、採用工数やコストの削減につながります。スピーディーな対応で応募者との縁を逃しません。

無料トライアル 要問合せ
運営会社名 株式会社ApplyNow

動画面接に特化した機能が充実しており、応募画面に自社独自の質問を設定することができます。回答形式は動画・選択・テキストから自由に組み合わせが可能で、面接とヒアリングシートの機能を兼ね備えた採用プラットフォームです。

無料トライアル 要問合せ
運営会社名 株式会社マルジュ

採用現場を熟知した人事コンサルタントが開発したツール。エゴグラムによる適正診断で、書類だけでは見えない能力を定量的に評価します。診断内容をもとに応募者への質問項目をシステムが自動生成。面接官ごとの評価基準のばらつきが抑えられます。

無料トライアル 3ヶ月
運営会社名 株式会社経営人事パートナーズ

金融機関と同等の、高いセキュリティレベルで運用されているWeb面接システムです。外部の採用管理システムと連携が可能。契約社ごとに専任のコンサルタントチームが組まれ、導入から運用サポートまで丁寧にフォローしてくれます。

無料トライアル 30日間
運営会社名 株式会社スタジアム

直感的に操作できるシンプルな画面。機能が厳選されており、誰にでもわかりやすいシステムです。日時と担当者、応募者情報を入力するだけで面接用URLが自動配信され、ワンクリックで面接が開始できる手軽さが魅力です。

無料トライアル 要問合せ
運営会社名 株式会社マイナビ

充実のオンラインコミュニケーション機能で、録画・画面共有・アンケートなどがすべて標準プランの範囲内で使えます。120名まで同時接続可能で、Web会社説明会のプラットフォームとしても活用できる点が魅力。

無料トライアル 7日間
運営会社名 jinjer株式会社

人材派遣会社の業務に特化した採用管理ツール。専用アプリやアカウント発行がいらないので、求職者の積極的な応募に繋がります。料金はシンプルなワンプランで、派遣業に使える機能を厳選しているので無駄がありません。

無料トライアル あり(期間不明)
運営会社名 株式会社マルジュ

自動で面接日程を調整してくれるスケジュール機能つきの面接ツール。人の手を介してスケジュールを確認・調整・連絡する必要がないので、応募者に即レスが可能。決まっていない応募者をスピーディーに取り込んで人材獲得に繋げます。

無料トライアル 要問合せ
運営会社名 スピンシェル株式会社

アメリカで開発されたWeb面接のプラットフォームで、世界中の著名企業800社以上(2021年12月時点公式HP記載)で利用実績があります。面接の映像に含まれる25000の特徴パターンを AIが検出し、履歴書だけでは分からない応募者の適性をマイニングします。

無料トライアル 要問合せ
運営会社名 タレンタ株式会社

汎用性の高い採用支援システムで、採用担当と応募者の双方にわかりやすくスムーズなサービスを提供しています。業種や業態を問わず使えるだけでなく、独自のカスタマイズも相談可能。自社の採用プロセスや運用をツールに反映できます。

無料トライアル 要問合せ
運営会社名 株式会社マージナル

応募から選考、面接の工程をまるごとDX化する採用管理システム。harutaka EFと連携することで、AIが面接内容を複数の評価指標から定量化し、客観的な評価基準を与えます。面接官ごとの評価のブレをなくし、公平かつスムーズな選考を実現。

無料トライアル 14日間
運営会社名 株式会社ZENKIGEN

募集、面接、採用活動の評価というサイクルを一元管理できるサービス。多くの求人媒体と自動連携し、データを最短5分で取り込み可能。応募者に高速で返事できるため、並行応募している他社よりも早くアプローチできます。

無料トライアル 要問合せ
運営会社名 株式会社フューチャート

シンプルでわかりやすいUIのWeb面接ツール。最大2週間の試用期間があるので、使い勝手をじっくりと試して検討できます。導入の際には営業チームが伴走してサポート。システムは高いセキュリティとバックアップ体制で安全性を確保しています。

無料トライアル 14日間
運営会社名 FacePeer株式会社

ヒアリングシートから応募者に動画を送ってもらうことができるWeb面接システム。希望条件のほか志望度や意欲も事前に確認できるので、面接時間が効率的に使えます。オンライン説明会のWebページ作成機能つき。

無料トライアル 14日間
運営会社名 株式会社manebi

クラウド型のWeb会議サービス。大人数が同時接続しても音声や映像が途切れない、安定した通信品質が特徴です。外国語のリアルタイム翻訳機能もあり、お互いにストレスなくコミュニケーションできます。普段の商談や社内会議にも利用可能。

無料トライアル 要問合せ
運営会社名 株式会社ブイキューブ

企業の設問に対して応募者が「一発撮り」の動画で回答する録画面接ツール。年額+従量料金制で、録画面接を使った分だけお支払いするわかりやすい料金設定。企業ごとの多様なニーズにあわせた柔軟なカスタマイズが可能です。

無料トライアル あり(期間不明)
運営会社名 NODE株式会社

【面接は外部ツール/対面】
オンライン採用ツールを比較

2021年10月20日時点で、「オンライン採用ツール」「オンライン面接ツール」でGoogle自然検索100位まで公式サイトが検索表示されるツール、または、検索数の多いツールの中から、面接は外部ツールの使用・連携で行う製品を紹介しています。

一人ひとりのニーズに対応できるマイページ機能を備え、大手就職情報サイトとの連携もできるAIエンジン搭載型採用支援システムです。応募から選考まで採用に関する業務の効率化を1つのシステムでできるようになります。

無料トライアル 要問合せ
運営会社名 株式会社ヒューマネージ

マイナビが提供している新卒採用向けシステムのため、マイナビを活用する企業にとってメリットが大きいツール。マイナビに限らず、便利な外部ツールやシステムとも連携ができ、採用業務を全てオンライン化してくれます。

無料トライアル 要問合せ
運営会社名 株式会社マイナビ

導入企業900社、運用実績800万件以上(2021年12月時点公式HP記載)で信頼の高いツール。各データを一元管理することで1つの管理画面による作業を可能にし、中途採用に関わる業務を効率化します。専任サポートつきで、はじめての導入も乗り換えも安心です。

無料トライアル 要問合せ
運営会社名 株式会社マイナビ

派遣・コールセンター業界で普及している採用ツール。求人広告の出稿管理や分析まで可能で幅広い効果測定ができるシステム。対応連携媒体は250以上。Webからの応募者に対する受付業務の効率化や自動化にも優れています。

無料トライアル ※最初の30日間は無料
運営会社名 株式会社ゼクウ

新卒採用にかかる業務を効率化してくれる採用ツール。採用状況を可視化して社内の情報共有をスムーズにできるようになります。LINEとの連携など、学生とのコミュニケーション強化ができるのも強みです。

無料トライアル 要問合せ
運営会社名 株式会社ワークス・ジャパン

学生との接点強化ができる新卒採用コミュニケーションプラットフォーム。内定者やインターン生の辞退や入社確度を上げるために、効果的に接点を持つことができます。

無料トライアル デモ版あり(期間不明)
運営会社名 EDGE株式会社

カスタムアンケートを活用して高度な分析ができるツール。状況に適したアンケートの届け方が選択できるので、しっかりとデータを収集して分析ができます。適切な面接官のアサインも簡単です。

無料トライアル 要問合せ
運営会社名 シングラー株式会社

LINE活用に特化した採用ツール。使いやすいダッシュボード機能を備え、LINE公式アカウント開設からサポートもしてくれます。「LINEを採用に活用したいがツールの導入が不安」という場合でも安心です。

無料トライアル 要問合せ
運営会社名 株式会社HR PRIME

無料で使える採用支援ツール。求人原稿作成、自社採用ページ作成から応募者管理まで、採用業務に必要な一通りの機能が無料で使用可能です。求人検索エンジンとの連携で告知力も強化できます。

無料トライアル あり(期間不明)
運営会社名 エン・ジャパン株式会社

350社以上の支援実績によるデータドリブン採用を実施。採用業務をほぼ全て委託できるので、自社が採用業務にかかる時間が必要なくなるのが特徴かつメリットです。採用のプロが3名体制でサポート。

無料トライアル 要問合せ
運営会社名 株式会社キャスター

200種類以上のアプリ機能によって、プログラミング知識が不要でも自社専用の業務効率化ツールが作成できます。採用エントリーから採用後の教育まで一貫した管理運用が可能です。

無料トライアル 30日間
運営会社名 サイボウズ株式会社

集客力の高い採用ホームページを作成できるツール。サポートも充実しているため、サイト内のコンテンツのアドバイスなど能動的な提案で具体的なサポートも期待できます。

無料トライアル 要問合せ
運営会社名 株式会社Techouse

採用サイト制作ツール。制作画面は実際のサイト表示画面を見ながら編集ができるので、直感的にサイト制作が可能です。オプションで制作代行を依頼することもできます。

無料トライアル 要問合せ
運営会社名 株式会社GoQSystem

採用担当者がコア業務に専念できるために使えるツールです。シンプルで分かりやすい設計に加えてカスタマーサクセスのサポートもついているので、採用業務を効率化してくれます。

無料トライアル あり(期間不明)
運営会社名 HRクラウド株式会社

SEO対策に強い採用サイトの作成ができ、Indeedとの連携も強いためオーガニック検索からの流入が期待できます。採用業務の可視化と効率化に優れた機能も備えています。

無料トライアル 要問合せ
運営会社名 株式会社リクルート

応募者の獲得から内定まで採用業務全般で使えるツール。候補者の登録数に応じて低コストで運用できるのが魅力です。他のジョブカンシリーズとの連携もできます。

無料トライアル 30日間
運営会社名 株式会社DONUTS

求人サイト「イーアイデム」との連携や求人検索エンジンとの連携が可能な採用サイトの制作をしてくれるサービスです。企業のブランドイメージを的確に表現し、応募率アップにつなげてくれます。

無料トライアル 要問合せ
運営会社名 株式会社アイデム

ツールの継続率は95%以上の採用管理システム。採用業務全般を効率化してくれます。また、1998年以降、一度も個人情報の漏洩事故が発生しておらず、高い安全性・セキュリティ面も備えています。

無料トライアル 要問合せ
運営会社名 株式会社ステラス

応募管理を効率化してくれる新卒向けの採用管理ツール。状況把握に便利なソート機能や応募者の好きなタイミングでエントリーシートを用意できる機能などがあります。

無料トライアル 要問合せ
運営会社名 株式会社ハーテック

自社採用だけでなく、人材紹介会社向け、派遣会社向けの機能も選べる採用管理システム。人材紹介や派遣会社にとってメリットの大きい採用ツールと言えるでしょう。

無料トライアル 要問合せ
運営会社名 Zohoジャパン

新卒・中途両方をカバーできる採用管理システム。様々な外部ツールとも連携できるので、1つのシステムで一連の採用業務を大幅に効率化してくれるでしょう。

無料トライアル あり(期間不明)
運営会社名 Thinkings株式会社

LINEのつながりやすさを活かして、採用業務を効率化するシステムです。応募者の状況にあわせた適切なメッセージを自動配信や、LINE上で取得した情報をシステムで管理できます。

無料トライアル あり(期間不明)
運営会社名 株式会社アローリンク

Slackなどコミュニケーションツールとの連携や20以上の媒体と連携が可能。採用活動を全社で取り組みたい企業におすすめです。社内の情報共有をスムーズにし採用に役立てることができるツールです。

無料トライアル 一部無期限で利用可
運営会社名 株式会社HERP

同社のタレントマネジメントツールとの連携も可能な採用管理システム。採用からその後の従業員管理まで、一貫して採用業務をサポートしてくれます。セキュリティにもこだわっています。

無料トライアル 3ヶ月
運営会社名 株式会社ビズリーチ

リファレンスチェックサービス。回答率の高いリファレンスチェックができ、サポートもついてくれるので、得た情報を効果的に使うためのサポートもしてくれます。また堅牢なセキュリティも特徴です。

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運営会社名 株式会社ROXX

dodaやIndeedなど30媒体以上に対応したデータ取込み機能が特徴。日程調整、連絡などをすべてシステム上で完結でき、採用業務をとことん自動化します。人材紹介会社との連携やKPI、ROI分析などのツールも充実しています。

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運営会社名 パーソルプロセス&テクノロジー株式会社

社員からの紹介によるリファラル採用に特化したツールです。ゲーミフィケーションの要素を取り入れた設計で、社員が自発的に友人や知人を紹介したくなるような工夫が施されています。導入前後のコンサルティングも充実。

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運営会社名 株式会社MyRefer

派遣スタッフのマッチングと採用管理に特化しており、応募者と求人票の情報をくまなく検索してもれなく該当者を洗い出します。自社の選考フローに合わせて管理画面を設定できる点も特徴です。

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運営会社名 株式会社ブレイン・ラボ

LINEと連携して、候補者と企業のコミュニケーションを円滑化するツールです。対象者への一斉連絡はもちろん、1対1でもやりとりできるので候補者ごとに細やかなフォローが可能。日程調整もトーク画面から手軽に行えます。

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運営会社名 株式会社ネオキャリア

アルバイト・パート向けの採用管理システム。充実の標準機能と多彩なオプションであらゆる業種の採用管理を網羅しており、多数の有名企業に導入実績があります。企業ごとに独自デザイン・コンテンツの採用サイトを制作できる点も大きな魅力。

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運営会社名 HRソリューションズ株式会社

リクルートが運営する無料の採用管理サービスで、導入後の課金も一切ないので、これからオンライン採用管理を試してみたいという企業向き。シンプルでわかりやすい管理画面は2019年のグッドデザイン賞を受賞しました

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運営会社名 株式会社リクルート

リファラル採用のためのサービスで、アプリから社員が友人・知人を紹介できる気軽さが魅力です。人事側もアプリの通知から紹介を依頼できるので、店舗にいるアルバイトスタッフまで簡単に周知することができます。

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運営会社名 株式会社リフカム

LINEと連携して新卒採用管理をスムーズに行います。未開封メールや着信スルーによる歩留まりから脱却し、学生の選考参加率を向上させます。採用側の管理画面はメールボックスと同じUIなのでシステムが苦手でも安心。

無料トライアル あり(期間不明)
運営会社名 株式会社リアライブ

動画配信をベースにした採用選考のプラットフォーム。映像で企業の魅力や入社後イメージを伝えるとともに、理解度や熱意を確認するためのテスト・アンケート機能も実装。時間や場所の制約がない採用選考が実現します。

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運営会社名 株式会社ヒューマンセントリックス

オンライン採用の課題と解決法

オンライン面接を導入したことで顕著になった新たな課題や悩み。面接の調整に時間を取られる、応募者の管理が煩雑になってしまった、選考のブレやミスマッチが増えてきたなど、さまざまです。それぞれの課題を解決するためのオンライン採用ツールの選び方を解説します。

応募者を一元管理にはオンライン採用ツールが便利。まずは応募~採用までの採用プロセスを見直し、自社に必要な機能を洗い出しましょう。ここでは、オンライン採用ツール導入の注意点や流れについて紹介します。

日時調整などの面接まわりに時間をとられてしまう場合は、面接の効率化が重要。オンライン面接をスピーディかつ効率よく行うために、日程調整ツールを活用しましょう。また、動画面接なら日程調整不要で採用効率をアップできます。

選考のブレはミスマッチを招きます。短時間の面接で人間性や能力を見抜くことは困難なことから、採用基準を設けて面接担当者による選考のズレを解消しましょう。ここでは、選考のブレが生じる原因や採用基準の決め方などを紹介します。

ミスマッチは十分な情報提供や採用基準の明確化で減らすことができます。「こんな仕事内容だとは思わなかった」と求職者に早期退職されてしまったり、「優秀な人材だと思ったのにチームワークが取れない」などのミスマッチを防ぐために、採用サイトや説明会、選考における対策と注意点を学びましょう。

せっかく採用に向けて進めていたのに、選考辞退や内定辞退が起きるとがっかりしてしまいますよね。辞退を防ぐためには、選考のスピードアップと求職者への十分な情報提供、コミュニケーションが大切。日程調整ツールや選考アシストツール、動画面接などを賢く使って辞退を防ぎましょう。

オンライン面接と対面面接の違いとしてコミュニケーションの難しさが挙げられますが、面接の体系の見直しを行えば採用の精度を上げられる可能性があります。ここでは、コミュニケーションが難しい理由や、採用精度UPの方法を紹介。コミュニケーションのコツや構造化面接を理解して、オンライン面接をスムーズに進めるための参考にしてください。

対面での説明会に比べると、オンラインの場合は特に難しさを感じることが多く、思うような手ごたえが得られなかったり、対面よりもディスカッションや座談会が難しく感じたり、会社の魅力や情報を伝えきれなかったりすることがあるようです。ここでは、オンライン採用での課題と対策について説明していきますので、ぜひチェックしてみてください。

採用に活用できる
オンライン会議ツール

オンライン面接ツールの導入を考える際、真っ先に候補へ挙がるのが、SkypeやZoom、Google Meetなどの有名なオンライン会議用ツールでしょう。こういったツールのメリットは無料で導入できること、そして企業側・会社側にも馴染み深く、すぐに扱いやすいことです。
学生の多くが使用するであろう携帯端末での利用という観点から比較していきましょう。

▼左右にスクロールできます。

Skype Zoom LINE Microsoft
Teams
Google
Meet
Faceti
me
料金プラン 無料 無料
(制限あり)
有料:2,000円~
無料
(制限あり)
有料:300円~
無料
有料:430円~
無料
有料:680円
無料
接続の安定性
最大参加人数 100名 無料:100名
有料:200名
無料:4名
有料:200名
無料:100名
有料:300名
無料:100名
有料:250名
32名
アカウントの作成 必要 必要 必要 必要 不要
(Gmailアドレスが使用できる)
不要
(Appleユーザーであることが前提)
事前準備 IDの共有 URL共有 IDの共有 IDの共有 URL共有
録画・録音機能
(クラウド・ローカル選択可)

(クラウド・ローカル選択可)
メモやホワイトボードの共有
画面共有 パソコンのみ

オンライン面接ツールとしての
Skypeのメリット・デメリット

Microsoftが提供するビデオチャットツール。どこからでもモバイルやPCをはじめ、Xbox、Alexaを介してつながることができます。ビジネス用途向けには同社提供の有料版Skype for Businessが存在していましたが、2021年7月31日をもってサービスは終了、無料版はまだ利用が可能です。

メリット
  • 完全無料で利用可能
  • 既存ユーザーが多い
  • 年配の面接官も利用経験がある可能性が高い
デメリット
  • 通信回線が安定しない
  • 画面共有が難しい

オンライン面接ツールとしての
Google Meetの
メリット・デメリット

Googleアカウントを保持しているユーザーであれば誰でも利用可能なオンライン会議ツールです。ブラウザで利用することを基本としていますが、スマホやタブレット端末用アプリもあります。

メリット
  • Gmailアドレスがあれば誰でも利用可能
  • チャットや動画送信などの機能が豊富
  • 画面共有ができる
  • 録画・録音機能がある
  • 仮想背景を利用できる
デメリット
  • 通信回線が安定しにくい
  • 通信が終わるとチャットが見られなくなる

オンライン面接ツールとしての
LINEのメリット・デメリット

SNSとして民間企業や個人だけでなく、行政機関も利用しているLINEは、学生にとっても採用担当者にとっても馴染みのあるツールであり、オンライン面接を導入するきっかけとしてはハードルは低いといえます。一方で、企業の人事担当者に自身のLINEアカウントを教えることに抵抗感がある学生も多いかもしれません。

メリット
  • 大半の学生がアカウントを持っている
  • 機能がシンプルで使いやすい
  • 仮想背景を利用できる
デメリット
  • プライベートとビジネスを切り離したい学生に不評
  • 録画・録音機能がない
  • 画面共有が難しい

オンライン面接ツールとしての
Zoomのメリット・デメリット

一般への認知度も高く、参加者へURLを提示するだけでオンライン面接を実行できるので、初めてオンライン面接を導入したい企業や、個人面接や集団面接のどちらも行いたい企業にとってはメリットの多いツールでしょう。

メリット
  • 録画・録音ができる
  • メモの共有・画面共有ができる
  • 仮想背景を適用できる
デメリット
  • セキュリティの脆弱性が指摘されている
  • 無料プランでは40分で会議が終了となる

オンライン面接ツールとしての
Microsoft Teamsの
メリット・デメリット

画面録画・録音やメモの共有、画面共有といったオンライン面接ツールとして求められる基本機能が備わっています。
シンプルなUIのため、オンライン面接になれていない面接官や学生でも、すぐに使いこなすことができます。多彩な機能を使いこなすためにはある程度の知識が必要ですが、管理側で設定をしておけば、問題なく使えるでしょう。

メリット
  • 録画機能や画面共有機能がある
  • Office365各種サービスとの連携がスムーズ
  • UIがシンプルでわかりやすい
デメリット
  • マニュアルがわかりにくい
  • 多機能なため、使いこなすには知識が必要

オンライン面接ツールとしての
FaceTimeのメリット・デメリット

Appleの製品であれば、標準搭載されているAppleユーザーのみが使用することができるアプリです。Web面接にコストを掛けたくない場合には魅力的ですが、会社で付与されているApple製品以外(個人のiPhoneなど)からの利用は、トラブルを招くことにもなりかねませんので避けましょう。

メリット
  • Apple機器すべてからログイン可能
  • 連絡帳やSMSからも簡単に発信ができる
デメリット
  • 録画・録音機能がない
  • 画面共有が難しい

オンライン面接ツールとしての
BizMeeのメリット・デメリット

BizMeeは無料で、IDや会員登録をすることなく使えるブラウザベースのWeb会議システム。アプリのインストールは不要で、パソコンはもちろん、タブレットやスマートフォンからもブラウザを通じて利用することができます。少人数に特化し、限られた人数(最大6人)であれば音質の安定した接続が期待できますが、録音録画ができないというデメリットもあります。

メリット
  • 機能全て使用料無料
  • 会員登録することなくすぐ使える
デメリット
  • 録画・録音機能がない
  • バーチャル背景を設定できない

オンライン面接ツールとしての
Wherebyのメリット・デメリット

ノルウェーのWEB会議ツールであるWherebyは、無料で利用することが出来ます。1対1のオンライン通話が可能であり、パソコンだけでなくスマホからも通話や操作が可能です。ただし、無料版には録音録画機能がなく、採用面接に使用するためのルーム開設も1つしか行えません。

メリット
  • 無料プランでもルームの開設、カメラ・音声機能が使える
  • ソフトウェアのダウンロードが不要
デメリット
  • ノルウェーの会議ツールであり日本語には非対応
  • 有料プランでなければ録画機能が使えない

オンライン面接ツールとしての
bellFaceのメリット・デメリット

bellFaceはオンライン営業システムとして作られたツールですが、1対1の電話型機能を使用することで採用面接に活用することができます。画面共有や録音録画機能、写真撮影機能など多く機能を利用することができ、WEB型を使用すれば複数人とオンライン商談などが行えます。

メリット
  • アプリのインストールは不要
  • 録音録画や画面共有、写真撮影など機能が充実
デメリット
  • 1対1の場合は電話のみの音声
  • 費用は公式サイトに記載がなく要問合せ

まとめ

採用管理も含めたシステムを選択すべき

オンライン面接ツールを選ぶ際にまず想起されるのは、ZoomやSkypeといったいわゆる無料でも使用可能なオンライン会議システムでしょう。導入費用が安価、学生側も使い慣れているメリットがあります。
しかし、このようなWEB会議システムは、応募者・選考状況の管理、評価などは別途入力する必要があります。採用がますます煩雑になるでしょう。
面接機能の付いたオンライン採用ツールならば、面接を行いながらの評価入力や応募者管理が可能。選考状況の管理とリンクさせることで効率的に進められます。
面接という一面だけを考えず、その前後の採用管理も含めたシステムを選択することが、オンライン採用を成功に導く鍵と言えます。

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